7月15日より、2013年より毎年お世話になっている「フジムラ・コンテンポラリー・アート」にて企画展をしていただくことになりました。
今年は半立体作品で、「隆起」がテーマです。
ここ数年、文字をモチーフにしたコンセプチュアル・アートを制作しておりますが、そこで感じるのは、「文字」は、きわめて懐の深い素材だということです。
さまざまな調理に使用可能な食材のようなもので、切り方や味付け、熱の通し方、はたまた一緒に供される他の食材などによって千変万化します。これが非常におもしろいのです。
そう考えてみると、「書」はひとつの完成された調理の仕方であり、その調理する行為自体と、調理された文字を味わい楽しむといった、儀礼的しきたりのようなものまでひっくるめたものが「書道」と言えるのかもしれません。
脇道に逸れてしまいましたが、企画展「隆起」8月31日まで開催しております。
いま、他の料理のイメージがどんどん湧いて出てきて、そのレシピをリスト化するのがたいへんです。
まあ、実際に作ってみないことには美味しいかどうかわからないのですけれど。